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2017.10.06

トレーラーのエアコン室外機

サービス峯岸です。

今までルームエアコンの室外機はフロントガスロッカーの中に設置していました。

 

ガスロッカーの開閉の構造上、室外機を真ん中に設置し、LPGのガスボンベは5kg2本を室外機の左右に置く事になります

この方法では、8Kgのガスボンベを設置できません

また、17Kgの室外機を設置するためけん引車量によっては、垂直静荷重がギリギリとなるケースもあります

そこで、ルームエアコンの室外機を室内ベット下に設置してみました

 

 

床にそのまま置くだけでは室外機の高さがありベッド下には当然入りません。

 

まずは左ベッド下に室外機が入る様に床に穴あけを行いました。

 

床下にはフレームもありますので、寸法的にはギリギリです。

慎重に寸法を測定し設置位置が決まったところで開けました。

 

そして室外機を載せるフレームを作成です。

 

強度を保つため床との固定部分は広めに作成しました。

 

開口部とフレームを仮合わせして位置を確認。

 

 

固定したフレームに室外機を載せ、配管を接続し下回りは無事終了です。

 

上部から見るとこんな感じです。

 

室外機の吸気、排気をどの様に行うか、室内への熱対策をどうするかの問題が発生します。

 

 

吹き出し口からの温風が室内のボードに伝わらない様断熱加工を行いました。

 

 

そして更に室外機の作動音の問題点もあります。

吸音材をボードに貼り付けて対策しました。

 

 

振動が伝わらない様所々に対策してみました。

 

 

室外機を完全に覆い床下設置完了です。

 

左ベッド下は室外機と元々あるバッテリーで一杯になりました。

追加でオプションのインバーターを付ける等のスペースは最低限確保しています。

荷物の収納は外部ロッカードアのある右ベッド下に積載可能です。

 

 

フロントガスロッカー内は室内機からの配管のみなので収納スペースは充分になりました。

これでガスボンベの8kg2本を搭載することが可能となります。

 

 

 

室内機は今までと同じフロント上部の収納を加工して取り付けます。

 

無事試作1号車完成しました。

 

現在作動テストを行い、音、熱、振動等の検証中です。

運転中は振動やコンプレッサー音がさほど気になりませんが、サーモが働きコンプレッサーがフル回転となりますと、若干振動が少し気になるかもしれません

 

今回495ULにて取り付けましたが、その他のレイアウトにつきましても検証していきます。

取り付けつきましては検証完了後改めてご提案致しますのでもう少しお待ち下さい。

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