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水廻りのトラブル点検方法
峯岸です
今回は皆さまからお問合せの多い水廻りのトラブル点検方法をご案内致します。
水が出ない場合、まずはトレーラーのメイン電源を入れポンプの作動音がするか確認して下さい。
作動音がしない場合、水中ポンプの固着等でヒューズが切れている可能性があります。
トレーラーのメイン電源を落とします。
クローゼット内に配置されている12Vコントロールパネルを点検します。
正方形の白いケースが12Vコントロールパネルになります。
赤丸のところに平型ヒューズが並んでいます。
ヒューズの取り外し点検の際は、ヒューズが取りにくいので白いカバーを外して下さい。
白いカバーはビス2本で止まっています。
5つ並んでいる一番上の7.5Aの平型ヒューズがポンプ系統のヒューズになります。
現行モデル以外ではヒューズの場所が異なる場合もありますので、お問合せ下さい。
ヒューズを取り外し点検します。
ヒューズが切れている場合は、ポンプに不具合が発生している可能性があります。
給水タンクの水中ポンプを点検します。
赤丸の箇所のキャップを緩めて取り外して下さい。
水中ポンプをタンクから外に取り出して下さい。
水中ポンプの底面を確認しますとフィンが見えます。
細いドライバー等でフィンを回して下さい。
正常であれば抵抗無くフィンが回ります。
注意:電源は必ず遮断してから点検作業を行なって下さい。
抵抗がありスムーズに回らない、全く動かない場合は水中ポンプの固着が原因です。
水中ポンプの交換が必要です。
水中ポンプの取替作業は比較的簡単です。
配線2本とホース1本の取り外しのみです。
ホースはポンプに差し込まれているだけですので簡単に抜けます。
12Vの配線は、タンク周辺にワンタッチカプラーで結束しています。
茶色が12Vのプラス側、青が12Vのマイナス側になります。
新しい水中ポンプに付け替え、ヒューズを新しいものに交換して作業完了です。
トレーラーのメイン電源を入れポンプが作動する事を確認して下さい。
ポンプ不良以外の症状として多いのは、蛇口のフィルター詰まりがあります。
ポンプは作動しているが、キッチン又は洗面の蛇口の水の出が悪い症状です。
この様な2種類の樹脂キャップがトレーラーの取り扱い説明書と一緒に入っていると思います。
白いキャップはキッチンの蛇口用、灰色のキャップは洗面の蛇口用です。
キッチン蛇口は白いキャップを使用し蛇口先端を緩めて外します。
フィルター部が蛇口に張り付いていますが指で掴んで外します。
フィルターを取り外すとゴミが付着していますのできれいに清掃して下さい。
洗面の蛇口はグレーのキャップを使用し取り外します。
特に使用頻度の高いキッチンの蛇口のフィルターが詰まるお問合せを多く頂戴します。
給水タンク内の汚れをポンプが吸い上げフィルターに付着し、最悪水が全く出なくなります。
こちらの作業は定期的に行って下さい。
もちろんこの点検以外で不具合が発生する事もあります。
上記点検でも改善されない場合にはお問合せ下さい。