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SWIFTトレーラーのトラブルシューティング
峯岸です。
先日SWIFTトレーラーオーナー様より2点修理依頼をいただきました。
1点目の修理依頼は、最近右のスモールライトが点灯しなくなったとの事でした。
まずは症状確認の為、灯火を点灯させてみます。
たしかに左のスモールライトは全て点灯しております。
右は全てのスモールが不灯の状態です。
ヒューズボックスを確認すると右スモール系統のヒューズが切れております。
どこかでショートしているのですが、スモール系統の配線はトレーラーの前から後ろまで分岐しながら繋がっております。
まずは接触不良の可能性があるコネクタ等接続部の異常をチェックしましたが異常無し。
次は、右系統のスモールで点灯するフロントマーカー、サイドマーカー、テールレンズ、リヤ上部マーカーの配線を全て一度外してみます。
この段階で新しいヒューズを差し、通電してみるとヒューズは切れません。
ということは配線のショートは無さそうです。
どこかのライト本体が怪しい状況です。
ここからは勘で順番に点検していきます。
まずはテールレンズを接続してみましたが問題なく点灯します。
右リヤ上部のマーカーを接続してみました。
右スモール系統のヒューズが切れました。
右上部マーカーが原因でした。
こちらはLEDバルブの為、内部基盤のショートが原因でした。
右上部マーカーを外しますと問題なく右の灯火が点灯しました。
昔の電球ですと発生しない様な故障もLEDバルブでは発生します。
もう1点修理依頼をいただきました。
症状は冷蔵庫がガス着火しないとの事です。
AC電源では作動します。
SWIFTのトレーラーは最新のDOMETICの冷蔵庫が装着されています。
作動切り替えは、冷蔵庫上部のパネルをタッチして行うタイプです。
ガスの着火も全自動で行う最新式の冷蔵庫です。
ちなみに2023年モデルのHOBBYの車両もやっと最新モデルの冷蔵庫が搭載されます。
以前の冷蔵庫のガス着火といえば、手動でパチパチと火花を飛ばして行う手動操作でした。
現在の最新モデルは、タッチパネルでガス作動を選択するだけで着火作動を行ってくれます。
便利になりましたが部品は複雑になってきました。
今回のトラブルの原因は、赤丸印のガスを放出するガスバルブの電磁弁の作動不良でした。
配線への通電は来ていますので、こちらのガスバルブを単体で分解点検してみましたが電磁弁内部不良の様で部品交換が必要です。
今回はLEDバルブのトラブルや電磁弁のトラブルシューティングとても勉強になりました。